開業時間
部下指導は繰り返しとタイミング!!
記憶に残る指導を!!
人は、とにかく忘れやすい動物です。エビングハウスの忘却曲線を思い出してください。教育費用を無駄にしないためには、インプットとアウトプットがセットです。
①目的を教える
自分の口で発言を求める
②アウトプットさせる
1項目、1工程終了毎に実践を求める
③タイムリーにほめる、しかる
叱るのは3分以内、端的に
④人に教えさせる
習慣化できたら翌年、メンターとして指導担当させる
職場の危機を乗り越える力って?
危機を乗り越える力を「レジリエンス」といいます。もう少し付け加えると、過酷な環境やストレス、トラウマ体験といった逆境に直面した際に、そこから立ち直り、状況に適応していく「立て直す力」です。 悲嘆にくれる日々があっても、自分を整え、生活を取り戻していく力は、先天的な資質に加え、後天的にも育むことができます。
レジリエンスを構成する要素には、以下のものがあります。
【資質的力】
楽観性・統御力(自己制御)・行動力・社交性
【後天的力】
問題解決力・自己理解・他者理解
これらの力が高い人は、新たな体験を前向きにとらえやすく、人生への肯定的な意味付けを持ちやすいため、適応力が高まります。実際に2014年のAyala&Manzanoによる研究では、企業かのレジリエンスの高さが5年後の成功を予測する可能性が示されました。これは、レジリエンスが幸福感や意欲に関わる「心の在り方」にも影響する為です。
レジリエンスを育むには、他者からのフィードバックによる気づきや、人間関係の中での実践、内省による自己理解、そして知識・スキルを学ぶ機会が必要です。日常には、多くの選択と決定がありますが、それを自分の幸福に繋げるには、柔軟に自我を調整する力が求められます。
特に職場では、上司やリーダーのレジリエンスが重要です。自らを立て直す力を持つ上司は、部下や組織全体にも良い影響を及ぼし、職場のメンタルヘルスの土台を支える存在となるのです。
実は自律神経は、3つある!?
自律神経の三段階システム
1994年米国インディアナ大学名誉研究者、ノースカロライナ大学精神医学教授のステファン・W・ポージェス博士が、ポリヴェ―ガル理論を提唱しました。ポリヴェ―ガル理論とは、「自律神経系は、3つの神経回路からなる。」というものです。その回路は、脊髄交感神経鎖(闘争/逃走)、迷走神経背側枝(不動化システム)、迷走神経腹側枝(社会交流システム)です。博士は、この3つの回路がホメオスタシス(恒常性)の維持を助けるために身体機能を調整していると提唱しました。神経を制御し、内臓器官の機能を調整する神経回路は、暖房と冷房の両方に連結したサーモスタットに例えることができます。空気が冷たすぎると感知すれば、サーモスタットは、暖房に切り替わり、空気が温かすぎると冷房に切り替わります。
生理学的機能と行動パターンは、身体が体温を調整することを助けます。例えば、怒っているときは、時々「カッカする」し、頭を冷やせなどと言われます。恐ろしい場面に遭遇したり、緊張する場面ですと「冷や汗」が出ます。
私たちの日常生活の中では、それぞれの行動と駆り立てる感情状態が、関係しあっているわけです。
職場の仲間との語らいや労いは、集団の中で「安心や安全」を確認するためにとても重要な役割を持つということが、博士の理論で説明できます。
引用文献:春秋社発行 「からだのためのポリヴェ―ガル理論」スタンレー・ローゼンバーグ
危機を乗り越える力を「レジリエンス」といいます。もう少し付け加えると、過酷な環境やストレス、トラウマ体験といった逆境に直面した際に、そこから立ち直り、状況に適応していく「立て直す力」です。 悲嘆にくれる日々があっても、自分を整え、生活を取り戻していく力は、先天的な資質に加え、後天的にも育むことができます。
レジリエンスを構成する要素には、以下のものがあります。
【資質的力】
楽観性・統御力(自己制御)・行動力・社交性
【後天的力】
問題解決力・自己理解・他者理解
これらの力が高い人は、新たな体験を前向きにとらえやすく、人生への肯定的な意味付けを持ちやすいため、適応力が高まります。実際に2014年のAyala&Manzanoによる研究では、企業かのレジリエンスの高さが5年後の成功を予測する可能性が示されました。これは、レジリエンスが幸福感や意欲に関わる「心の在り方」にも影響する為です。
レジリエンスを育むには、他者からのフィードバックによる気づきや、人間関係の中での実践、内省による自己理解、そして知識・スキルを学ぶ機会が必要です。日常には、多くの選択と決定がありますが、それを自分の幸福に繋げるには、柔軟に自我を調整する力が求められます。
特に職場では、上司やリーダーのレジリエンスが重要です。自らを立て直す力を持つ上司は、部下や組織全体にも良い影響を及ぼし、職場のメンタルヘルスの土台を支える存在となるのです。
心理的安全性の本当の意味
★ー「なんでも報告するできる文化」が職場を強くするー
職場においては、「なんでも、どんなことでも報告できる文化」がとても大切です。たとえミスを繰り返してしまっても正直報告したことが賞賛されるーそんな風土が必要なのです。
なぜなら人の心には「認知的不協和」という心理的な働きがあるからです。これは、自分の行動や感情が矛盾しているときに感じる不快感を避けるために「言い訳」や「事実の矮小化」が生まれてしまう現象です。
例えば
「ダイエット中なのに、ケーキが食べたい。」
「太くなりたくないけど今だけ特別・・・。今日は例外にしよう」
こうして私たちは、自分に都合のよいルールを作り、現実をゆがめてしまいます。
職場でも同じことが起きます。
例えば
・ミスをすると怒られる。
・ミスを伝えると懲罰がある。
・周囲の見せしめになる。
こうした環境では、「報告をためらう」「なかったことにする」といった行動が生じやすくなります。
だからこそ 心理的安全性が重要なのです。
心理的安全性が高い職場とは、失敗を責められることがなく、安心して報告・連絡・相談ができる職場です。
「わからない。」「できない」と言える環境は、改善や工夫が日常的に繰り返される職場となり、結果として 生産性が向上します。